Ankerの製品にも注意しましょう
熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。
以前「中国製の監視(ホーム)カメラは危険」という記事を載せましたが、今回はスマホの充電器やモバイルバッテリーでも有名なAnkerのカメラ付きインターホンの話です。
まず最初に「中国企業は国からの命令があれば社内で保有する情報を何でも提供しなければいけない」という法律があるのはご存知でしょうか?
つまり「日本の全ユーザーの個人情報を保有しているだけ出せ」と言われたら中国企業は全部をホイホイ提供するわけです。
例えばインターホンなら「何月何日の何時何分何秒にこの人物が訪ねてきた」というインターホンの映像であったり、スマホで玄関の鍵をロックできるスマートキーを使っていれば「毎日何時に鍵をかけて出掛けて、何時に帰宅している」といった、極めてセキュリティ上問題になるような情報も全てが対象です。
もちろん、玄関先に取り付けた監視カメラの映像だけでなく、外出時にペットの様子を確認するために取り付けた室内のホームカメラやWEBカメラの映像も全てですし、ロボット掃除機が収集した自宅の間取りも全部です。
仮に風呂上がりに全裸で家の中を歩く姿が写っていれば「中国人に全裸の映像を赤裸々に大公開している」という事ですし、カメラ付きのロボット掃除機なら自宅の中のどの部屋が寝室なのか、リビングなのか、場合によっては金庫の暗証番号も入力する姿を撮影する事で分かるかもしれません。
一個人の自宅の映像をどれだけ中国がチェックするかは分かりませんが、ネットに繋いだカメラからは情報がダダ漏れになっているという前提で使用する必要があります。
ちなみに、今回、問題になったAnkerはプライバシーポリシーをゆるい方向にコッソリ修正しており、もう情報を勝手に収集している事自体を隠そうともしていません。そんな企業が作った製品をインターネットに接続する勇気は私にはありません。
参考までに、中国製に限らず「Wi-fi接続する」「インターネットに接続する」これだけで「いつ情報が流出しても不思議はない」という前提で使わなければなりません。
何故なら意図しないセキュリティの問題のせいで今までも様々な企業や個人が情報流出事件を起こしているからです。
「大事な(流出しては困る)データはクラウドには保存しない」これは最低限やるべきですが、「そもそもネットには接続しない」これが最強です。(もちろん、泥棒に盗まれるという物理的な盗難に対する対策は講じる必要があります。)
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