Amazon(シグマネオ)代引き詐欺について思うこと

熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。

前回のシグマネオに関するブログにすごいアクセスがありましたので個人的に思うことを。

このブログを読んでいらっしゃる方は既に調べてご存知の方も多いかと思いますが、実は「マーケットプレイスのトラブル」については、もう10年位前ですかね？マーケットプレイスが、Amazonが渡した購入者の個人情報(氏名・住所・電話番号)を勝手に使い、新しいマーケットプレイス店の店長に仕立てるというのがネットで話題になりました。

今は「店長案件」と呼ばれていますが、買い物をしただけで勝手に新規店舗の店長として登録されてしまい、その店で詐欺等の問題が起こると、本来無関係な自分に連絡が来るという問題です。
※ここで言う連絡とは電話はもちろん、詐欺で訴えられた場合の訴状も含みます。
　自分には関係がない事を証明すれば大丈夫ですが、それには時間とお金が必要です。

その時、Amazonも出店時に確認書類を登録住所に送付する等、何かしらの対策を行ったのでしょう。
それからは「知らない間に店長になっていた」という話は聞かなくなりましたが、こういった過去の事例を知っている人の中には「マーケットプレイス商品で買う＝個人情報を抜かれる」という認識がある為、「Amazonが販売・発送する商品しか買わない」という方も多いです。

低品質のコピー商品を販売する中華業者や詐欺業者からも「手数料で儲けることができるから」と、取り締まらずに放置しているAmazon、そしてもちろん、一番詐欺を行う犯罪者が一番悪いのは当然なのですが、ここで考えて頂きたいのは、利用者側に「『マーケットプレイスは危険』という予備知識があれば被害を防ぐことができた」とも言えると言うことです。

私はこれまでこのブログの中で、色んな犯罪の手口を紹介してきました。
それは私は大前提として「犯罪はゼロにはならない」「被害に遭わないためには自分が学ぶしかない」と考えており、「皆さんが犯罪の手口を知ることで被害に遭わないように」という気持ちからです。

いくら警察が頑張っても、Amazonが業者をBANしても、それらは全て「誰かが被害を受けたから」取り締まる訳で、既に誰かが被害に遭っているのです。
※被害者がいなければ取り締まれないので後手に回るのは仕方がないのです。

これまで散々ブログで書いてきましたが、メッセージアプリやSNSも「大手だから安心」というのは大きな誤りです。
不自然に安く販売しているマーケットプレイスは特に全く安心できません。
また、企業は慈善事業はしません。あなたの個人情報を金に変えられるから無料でサービスが提供できるのです。
その事を忘れないでください。

LINEもTiktokもGoogleもfacebookもTwitterも利用者の個人情報を金に変えています。
「タダほど高いものはない」という言葉の意味をもう一度、しっかりと考えてみてください。
現代社会においてはありとあらゆる個人情報が金になるのです。

また、今回被害に遭われた方は恐らく全員が犯罪者御用達の「送り付け詐欺被害者名簿」に名前が載りました。
今後、送り付け詐欺だけでなく、様々な詐欺被害に遭う可能性があります。
よくあるのは「詐欺被害を取り戻そう」という団体から電話で入会金等を支払わせるという詐欺があります。
今まで以上に十分に注意することでこれ以上被害に遭わなくて済む可能性がありますので、十分ご注意ください。

サレ夫探偵社は「家族の安心・安全のお手伝い」をしています。
自分で知識を身に付け、自分の身は自分で守る。大切な事です。
お気軽に無料相談よりご相談ください。