電話番号を偽装した詐欺
熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。
今年に入ってから「(偽装した)正しい電話番号が表示されていたので詐欺の電話に騙された」という事件が発生していますので、その話を。
今回の詐欺は、スマホにクレジットカード会社から「不正利用されている」という電話があり、正しい電話番号が表示されていたので本物のクレジットカード会社だと思ってカードの情報や個人情報を教えてしまったという物です。
これは、例えばドコモからドコモに電話をする際にはドコモ内で完結してしまうので偽装しようがないのですが、他社からドコモにかかってきた場合、国内のキャリア間では「互いを信用する」という信頼の下に成り立っていた為、ドコモは相手方が伝えてきた発信者番号をそのままスマホに表示していました。(これまでに国内では発信者番号の偽装を行うようなサービスが存在しなかったのが理由だと思われます)
今回の事例ではこの仕組みを悪用し、海外の「発信者番号を指定してかける事ができるサービス」を利用していた事が判明しています。
現在はキャリア各社もこの事態を受けて対策を行い、海外からの着信については同様のやり方ではできないようになっているとの事ですが、今後、国内に同様の発信者番号偽装サービスが展開されないとも限りません。
これに対する最も有効な対抗手段は「こちらからかけ直す」という方法です。
いくら相手が発信者番号を偽装したところで、こちらが正しい番号にかけ直せば「そんな電話はしていない」という確認ができます。
「今電車の中だから」でも「お店の中だから」何でも良いので理由をつけて一度電話を切り、かけ直してください。オレオレ詐欺の対策法でも「警察や弁護士を名乗る人物から電話がかかってきたら警察署や交番にかけ直せ」と言われていましたが、警察署ならかかってきた番号をネットで検索した上で、その番号にかけ直せば安心です。(相手が「この番号です」といった番号にかけてはダメですよ)
サレ夫探偵社は「家族の安心・安全のお手伝い」をしています。
本当に詐欺師の努力には感心しますが、頑張る方向が間違えていますよね。
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