保険会社が「例の中古車販売店」に保険金の返還請求

熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。

以前、別の記事で「某大手中古車販売店」と書いていた会社の「保険金の水増し請求」が話題になっています。

これは「修理依頼を受けた車に新たにわざと傷を付けて、本来の料金よりも高額な(水増しした)修理代を保険会社に請求していた」という事で、保険会社が不当に得た利益の返還を求めています。これから「新品の部品で修理したと言いながら中古部品を使って安く修理して差額を不正に請求した」という件についても利益の返還を請求されるのではないでしょうか？

保険会社は年間の収入と支出(保険の支払額)に応じて顧客の保険料を決めているわけですから、この某大手中古車販売店のせいで任意保険加入者全員の保険料が高くなる訳です。
本当にどうしようもない会社と言わざるを得ません。

ちなみに今回問題になったのは「板金・修理」を請け負う店舗なのですが、熊本県内では宇土市にあります。つまり、宇土店に修理で車を持ち込んだ事のある人は全員がボッタクられている可能性があります。
※現時点での発表では調査した修理の約44%にあたる1275件が不正とされています。

では、何でそんな事を従業員がしていたか。
「１台14万円というノルマがあり、達成できない場合は降格や給料が大幅に減額されるから」です。

他にも既に発覚している不正(違法)行為として、熊本浜線店ではスピードメーターの誤差を測定しないで車検に通った事にしていた「不正車検」や顧客の車のタイヤに穴を開けるよう工場長自ら指導して、タイヤ保証サービスを行う会社に「タイヤの交換代・工賃を不正請求していた」事が報道されています。

他にも「他社に比べて異常に安い買取額を提示してきて断ると脅してくる」「現状での見積もりを依頼したのに、一旦金額提示した後に難癖をつけてさらに買取価格を下げる」「下取りに出して車を買った後に、下取り額が下がるから追加で支払うよう要求する」等の手口で、よくわかっていない若者や気の弱そうな女性といった「カモ」からむしり取っていたとされています。

とはいえ「入社後数ヶ月で月収100万超え」「年収1000万」といった求人広告を打ってる時点でお察しでしょう。まともな中古車販売会社でそんなに給料がもらえる訳がないのは大人なら誰でも分かりますよね？
「異常に安く買い叩いて」「異常に高く売りつける」から可能なのです。

しかも、その社員の給料もアレやコレやと難癖を付けて降格・減給は当たり前。
転勤なしと言われて入社したら800キロ離れた店舗に移動。月に１回は夜中の12時過ぎまで工場の掃除をさせておいて給料は払わない(サービス残業を強制)。犯罪者が店長を務める店舗もあったり、目標達成ができない社員は「昼飯食ってる暇なんかないだろう」と昼休みを取らせないといったパワハラや労基法違反が日常的に行われており、異常に離職率が高い会社として有名でした。
まともな会社を装う暴力団のフロント企業の方が余程マシな労働環境で働いていますよ。

また、従業員が流出させたとみられるLINEでは社長が「一部の社員がやった不正」と他人事ですし、「CVTオイル交換した"てい"で」と交換していないのに費用を顧客に請求したりといった、通常の会社ではありえない事が普通に行われた会社であるのは間違いありません。

私は個人売買で車は買いますし、自分で板金も整備もするので全然関係ないのですが、身近な場所に被害者が増えてしまうのは腹立たしいので記事にしました。
本当に知れば知るほど「他店で買おう」「他店で売ろう」「他店で修理しよう」としか思えない会社ではありませんか？

サレ夫探偵社は「家族の安心・安全のお手伝い」をしています。
今後も個人的に気になった犯罪は記事にして注意喚起をしていきたいと思います。
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