ジャミング装置の用途
熊本市で「家族の安心・安全のお手伝い」をしていますサレ夫探偵社です。
この時期は所属するボランティア団体の総会を控えている関係で毎日資料作成に追われており更新ができていませんでしたが、前回「ジャミング装置」の紹介をしましたので、今回はその「用途」をご紹介します。
まず最初に、ジャミング装置を購入するのは「所有する事に喜びを感じるコレクター」以外はほぼ「犯罪者」です。
「電源を入れただけで犯罪」となる、一般人には使い道のない物なので。
では、犯罪者がどう使うか。
1.空き巣が無線(Wi-Fi)タイプの監視カメラを無効化する
屋外のカメラで撮影した映像を室内のレコーダー、もしくはクラウドにWi-Fiで送信して保存しているタイプの監視カメラは、ジャミング装置を使えばWi-Fiでの映像の送信ができなくなり、容易に無効化できます。
その為、カメラの画角に入る前にジャミング装置をオンにするだけで、監視カメラに一切の記録をさせずに犯行に及ぶことができます。
対策としてはWi-Fiで送信する以外に、屋外のカメラ自身でもSDカード等に記録(録画)できるようにしておく必要がありますが、これもハシゴでも持ち込めば簡単に破壊も撤去もSDカードを抜き去る事もできるので気休め程度ですね。
2.車両窃盗犯が車両盗難防止用のGPSを無効化する
「盗難された車両がどこにあるか」を知らせるGPSも、ジャミング装置を使えば自車の位置を送信できなくなる為、容易に無効化できます。
無効化した状態で車両を移動させて車両側に手を加え(改造する)、以後GPSの電波を送信できない状態にしてしまえば、盗難に気付いた持ち主がGPSで車両の軌跡を追おうとしても「最後に信号が送信されたのは自宅の駐車場」という事になり、車両盗難システムに一切の記録をさせずに犯行に及ぶことができます。
3.強盗・窃盗・その他の犯罪者が携帯電話での通報を遅らせる
最近は固定電話を置いていないご家庭も増えました。その為、通報する手段は「携帯電話のみ」です。
つまり「誰かに犯行を目撃され通報される恐れがあっても、その場にジャミング装置を放置して逃走すれば通報者がジャミング装置の範囲外に出ない限り通報(通話)できない」という事です。
一般の方はジャミング装置の存在自体を知らないため「携帯キャリアの通信障害」を疑い「その場から離れたら通報できるかも」という考えに至らないので、通報するまでにかなりの時間を要する可能性が高く、犯人は十分な逃走する時間をかなりかせぐことができます。
4.従業員が社用車の位置情報通知システムを妨害する
車両盗難防止用のGPS同様、営業マンや職業ドライバーが社用車(営業車やトラック)の位置情報を会社に知られ、サボりが発覚するのを防ぐために使用する事があります。しかし、小型のジャミング装置であっても技術基準適合証明無しで使える微弱無線局の範囲を超えており、単なる「違法無線局」なので立派な犯罪です。
大抵の場合は特定の場所でサボる事が多いため、近隣住民からの通報で捜査が入ればすぐに特定されて逮捕されます。国家権力をナメてはいけません。
その場合は勤め先からも「サボり+電波法違反で逮捕」で懲戒免職でしょうね。
パッと見には「便利そう」「これを使えば。。。」と思うような機器であっても、使い方次第では違法となる物は世の中に溢れています。
小型カメラもパワハラやイジメの証拠を確保する目的であれば有用であっても、トイレや脱衣場で使えば「迷惑防止条例違反」ですし、GPS発振器を他人の車に取り付けて同意なく位置情報を取得すれば「ストーカー規制法違反」です。
包丁も食材をカットするのに欠かせない調理器具ですが、外で持ち歩けば「銃刀法違反」です。
販売する側は「売りたい=儲けたい」ので、積極的には違法な使い方をしないようアナウンスをする事はありませんが、警察に「違法だとは知らなかった」は通用しません。
サレ夫探偵社は「家族の安心・安全のお手伝い」をしています。
違法な使い方をして捕まることがないよう、十分法令関係をご確認ください。
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